こんにちは!
今日はAEDについてお話ししていきます。
みなさんは救命講習やAEDの取り扱い研修などを受講されたことはありますか?
最近は受講される方が多く、公共施設や会社にAEDを設定しているところが増加してきた気がします! とても良いことですね((´∀`))
良い時代の中、ネットでこのような記事を見ました。
「倒れている女性に服を脱がしてAEDを使っていいの?」
「訴えられたくないから、女性には使えないよね」
現代では、女性の権利というものが大事にされています。この影響でこのような声がでてきたのではないでしょうか?
女性に対するAEDについて考えていきましょう!
そもそもAEDてなに?
まずはAEDについて勉強していきましょう!
AEDとは、Automated External Defibrillatorの頭文字をとったものです。日本語訳は自動体外式除細動器といいます。
体の胸あたりに電極のついてパットを張り、自動的に心臓の状態を判断してくれます。心臓が痙攣を起こしていれば、電気ショックを行い、心臓の状態を正常に戻してくれます。
よく医療ドラマで、手術中に「電気ショックを行う!」という場面がありますね。それに使われている機器を素人でも使える簡易的なものにしたのがAEDです。
AEDの使い方
ここで、AEDの使い方を学んでおきましょう!
学ぶといっても、正直覚える必要はありません!笑
理由は、AEDのスイッチを入れると、自動音声で手順を教えてくれるからです!
スイッチをいれる勇気だけ準備しておいてください!!!
せっかくなので、手順をまとめてみました。
①AEDのスイッチをオンにする。
②電極パットを患者の裸の胸に張る。
③AEDの心臓の状態を解析するまで待つ
④指示があれば、スイッチを押して電気ショックを行う。
⑤救急隊がくるまで、心臓マッサージを行う。
総務省 応急手当講習
https://www.fdma.go.jp/relocation/kyukyukikaku/oukyu/01futsu/05shinpai/01_05_11.html
女性にAEDを使っていいの?
AEDの電極パットを使うとき、服を脱がす必要があります。この行為を訴えられたらどうなるのでしょうか?
結論:訴訟されることはありません!!
当たり前です!命を救って犯罪者になったら誰も助けなくなります。
厚生労働省からも、AEDを使用するときの安心確保で、衣服を脱がしたり体に触れる目的は「救命行為」にあたるとしています。
また、過去にAEDを使ってセクハラで訴えられた事例はないようです。
しかし!救命行為にあてはまらない行為は訴えられます!
①服を脱がしている状態を動画で撮る
②脱がしてAEDを使わない
③救命行為とは関係ない体の触り方
女性へAEDを使うときの配慮
救命行為でも最低限の配慮が必要だと思います。これらを行うと女性のプライバシーが守られるのではないでしょうか?
①救命行為を女性に行ってもらう。
②目隠しを使う。(傘やジャケット)
③近くの人混みが少ない場所へ移動する。
一番重要なのは、救命行為を行うことです。プライバシーや人権も大事ですが、命ほど大事なものはありません。みなさんも、勇気を振り絞って救命行為を行いましょう!!